東京画廊+BTAP : 泰祥洲「天体則」 | clubFm(クラブエフマイナー)

東京画廊+BTAP

所在地
104-0061東京都中央区銀座 8-10-5第四秀和ビル7F
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URL
http://www.tokyo-gallery.com

紹介文
東京画廊+BTAPは1950年に銀座にオープンし、2010年で開廊60周年を迎えました。 1956年の鳥海青児展、57年の萬鐡五郎展、加山又造展など、当初中心的に扱ったのは近代日本の具象絵画でした。1958年、美術評論家・瀧口修造の勧めにより、斎藤義重展を開催。以降、日本最初の現代美術画廊として、ルチオ・フォンタナ、イヴ・クライン、ジャクソン・ポロック、フンデルトワッサーなど、欧米の現代美術作家をいち早く日本に紹介。さらに高松次郎、白髪一雄、岡本太郎など、日本の現代アートをその後牽引してゆくことになる作家を取り上げてきました。また、1970年代には金煥基、李禹煥などの韓国人作家を招いて韓国現代美術の展覧会を企画し、1980年代には、当時知られていなかった中国現代美術に着目し、徐冰や蔡國強などの個展を開催。2002年には、北京・大山子地区にB.T.A.P.(ビータップ)をオープン。 現在、東京画廊+BTAPは開廊当初から引き継がれる先駆性を堅持し、東京と北京を拠点に日中韓を中心としたアジアの現代美術、幅広い世代・地域のアーティストを世界に発信しています。

連絡先
03-3571-1808
[email protected]

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タイトル
泰祥洲「天体則」

会期
2017年7月1日~2017年8月10日

展示会詳細
東京画廊+BTAPでは7月1日(土)より、中国人アーティスト、泰祥洲の個展を開催いたします。アーティストにとって日本での初めての個展となる本展では、水墨画およそ20点で構成されるシリーズ<天象>を展示いたします。

<天象>は、宇宙の混沌とした誕生における物質の形態を表現しています。隕石は宇宙の最も基本的な物質であり、おおよそ永遠不朽の存在を象徴するものです。ひとつひとつの隕石がエネルギーを持った物体であり、そこには、宇宙の起源に関する情報が秘められています。泰祥洲は天文学と宇宙に強い関心を持ち続けており、博士課程の研究テーマとして、天文学と人間の生命との密接な関係を選びました。それはのちに、『仰観垂象(宇宙の原理を仰ぎ見る)』と題した書籍にまとめられ、泰の創作を支える重要な理論的枠組みとなっています。

泰は以下のように述べています。「伝統的な山水画を今日の趣向に合わせるためには、現代社会での経験から出発し、活き活きとした芸術精神を探し出して、伝統的な素材・技法・メディアを、現代的な時空経験とともに研究しなければならない。端的に言えば、単に伝統芸術を継承するだけでなく、芸術の伝統そのものを継承しなければならない。」泰の作品においては、隕石が天と地の間で爆発し、原始的な宇宙の力を満たしています。しかしそれはただ険しいだけのものではなく、時間と空間が画面の中で無限に拡大しているのです。

泰祥洲は清華大学美術学院で博士号を取得し、現在は銀川市(寧夏回族自治区)で制作活動を行っています。幼少期から書を学び、王文均と胡公石の指導のもと研究をしました。大学でも書の制作を続ける傍ら、中国古典文学を馮其庸氏に学び、江南地域すなわち長江南部の文学を熟知するようになります。これが泰の作品制作に新たな展望を開きました。主なコレクションに、ハーバード大学アーサー・ M・サックラー美術館、北京大学サックラー考古芸術博物館、ブルックリン美術館(ニューヨーク)、デューク大学付属ナシャー美術館 、プリンストン大学美術館、イェール大学アートギャラリーなどがあります。

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