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アーティスト紹介
我喜屋位瑳務
沖縄県出身の我喜屋は独学で絵画を学び、上京した後に挿画、アパレル、広告、WEBの分野でイラストレーターとして活躍する一方で、2009年に第1回「1_WALL」展(旧:ひとつぼ展、ガーディアンガーデン)にてグランプリを受賞、個展の開催やグループ展に参加するなど、美術の分野でも活動を続けています。我喜屋はコラージュ的な手法を用いて作品を制作します。紙、キャンバス、使用済みのパッケージ、ビニールの袋、ポストカード、方眼紙、使い終えたチケットなどを時には解体し、繋ぎ、重ね合わせて支持体にします。また、ペンやアクリル絵具、サインペン等を使って描かれるイメージは、主に戦後アメリカで隆盛したサブカルチャーが持つ世界観を土台に持っており、アニメ・マンガ的にデフォルメされたイメージはカットアップされ、異なる時間と場所に存在する事柄を混在させます。また、我喜屋は、様々な支持体にホラーやサイエンスフィクション、アメコミなどの物語から抜き取った一コマのようなイメージの集積を描き、正体の分からないものに対する不安や恐怖と、多様な価値観と大量の情報の中を生きる私たち自身の姿を映し出します。
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